発熱剤に水を注ぐと起きる発熱反応で高温の水蒸気を発生させ、 食品の加熱やお湯の確保を実現。 特許取得の二重構造が、安全性と実用性を両立しています。

駅弁の加熱技術を応用し、扱いやすいバッグ型に発展させた製品です。 水を注ぐだけで始まる発熱反応が、高温の水蒸気を生み出します。
主成分は酸化カルシウム(生石灰)とアルミニウム粉末。水と触れると発熱反応が始まります。
発熱開始まで約30秒
反応で生じた熱が水を蒸発させ、高温の蒸気が発生。この水蒸気が加熱袋内に充満します。
高温の水蒸気が約18分持続
食品層に入れた食品が蒸気で加熱されます。水を入れれば最高約90℃のお湯を確保できます。
その後1〜2時間、高温を維持
反応後の発熱剤には直接触れず、使い捨てカイロと同じ扱いとして、地域で定められた分別にて処分してください。

食品と発熱剤を完全に分離する二重構造により、 安全性・衛生性・利便性を同時に実現しました。

食品や湯沸かし用の水を入れる層。食品衛生法に適合した素材を使用。おにぎりや野菜を裸のまま入れることも可能です。
発熱剤と反応用の水を収容。食品層と完全に分離されているため、発熱用には雨水・川の水など飲用に適さない水も使用できます。
発熱剤の成分が食品に触れない設計により、食品の安全性を確保しながら確実な加熱を実現しています。
特許取得済み(特開2021-123422)
この二重構造は特許により保護されています。
いざという時も迷わず使えるよう、操作はできる限りシンプルに設計されています。

発熱剤を下層(発熱層)にセットします。

上層に食品を入れるか、湯沸かし用の水を注ぎます。

発熱剤に水180mlを注いで発熱開始。約30秒で反応が始まります。

ハンドルを閉めてそのまま約10〜15分。温かい食事またはお湯の完成です。
注水口を手で切り取り、カップや容器にそのまま注げます。
⚠ 一度開封後の再使用時:加熱直後の1〜2秒間、中の水が漏れる可能性があります。発熱開始直後は指でつまむなどし漏れないようにご注意ください。

自社試験データです。条件により結果は異なります。
湯沸かし試験:水量別の温度上昇(MWB食品層内)
条件:マルチウォームバッグの食品層(内袋)に各水量を入れて加熱/室温25℃・熱電対による複数点平均値(自社試験・2021年7月)
※本データは自社試験(2021年7月)に基づきます。
※室温・水温・使用条件により結果は異なります。水量が少ないほど高温に達し、到達時間も短くなります。
※食品層内の水はそのままお湯として注水口から注ぐことができます。


食品別加熱性能一覧(実測値・参考)
マルチウォームバッグは①加熱袋の内部(袋内)②加熱袋と紙製スタンドの間(袋外)の2通りの方法で食品を加熱できます。用途や食品の種類に応じて使い分けてください。
| 食品・用途 | 加熱後温度 | 配置 | 加熱時間 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| アルファ化米(単品1食) | 64℃ | 袋内 | 20分 | 水を入れそのまま加熱 |
| アルファ化米(カレーと同時) | 64〜68℃ | 袋内 | 15分 | レトルトカレーと同時加熱 |
| レトルトカレー | 55〜58℃ | 袋外 | 15分 | 袋とスタンドの間に挟んで加熱 |
| レトルトおかゆ | 60〜68℃ | 袋内・袋外 | 15分 | 介護食試験。袋内の方が高温 |
| レトルトおかず(肉じゃが・煮物等) | 60〜69℃ | 袋外 | 15分 | パウチサイズにより差あり |
| 野菜スープ・レトルトスープ | 45〜60℃ | 袋外 | 15分 | スープ類は接触面積が少ないため低め |
| 離乳食パウチ(おかゆ・おかず) | 37〜64℃ | 袋内 | 15分 | 袋内に重ねて配置。配置場所で差あり |
| 液体ミルク(紙パック125ml) | 37〜42℃ | 袋外 | 15分 | 授乳適温(37〜40℃)の目安に対応 |
※「袋内」は加熱袋の内部に食品を入れて加熱、「袋外」は袋と紙製スタンドの間に食品を挟んで加熱した場合の計測値です。
※本データは自社試験(2021年7月)に基づきます。加熱前温度約14〜18℃・室温24〜25℃の条件下での計測。食品の種類・量・室温により異なります。
※メーカー公認の加熱方法ではありません。必ず食べる前に温度をご確認ください。
加熱手段にはそれぞれ特性と制約があります。 マルチウォームバッグが求められる理由を、他の手段と比較して整理しました。
△ 限界:熱量調整は不可。極端な低温では加熱温度が下がる場合あり。連続使用には発熱剤の追加が必要。
出典:山本潤一「加熱機器や安定熱源の発達」日本災害食学会2025年度学術大会シンポジウム(2025年8月)
全国の地方自治体の指定避難所で、乳児の粉ミルク調乳用のお湯を生成する目的で備蓄されています。
高速道路のサービスセンターに、雪害による滞留時に温かい食事を提供する目的で採用。個別配布のしやすさが評価されています。
関東・関西の大規模大学複数校で、限られた備蓄スペースを活かしたコンパクト設計を評価いただき、災害時の湯の生成用として採用されています。
都心の高層マンションで、災害時のライフライン断絶に備え、火の使用を控える目的で管理組合・管理会社に採用されています。
都市部の大型商業施設で、災害時の避難拠点として機能させる際に、従業員ケアと要配慮避難者のために災害食と合わせて備蓄されています。
食品メーカー・流通企業へのOEM供給により、パッケージを変えた形で市場に幅広く流通しています。
| 製品名 | HOTPLUS マルチウォームバッグ MWB-30 |
|---|---|
| タイプ | 袋型・二重構造 |
| 本体重量 | 約370g |
| 収納サイズ | 折りたたみコンパクト |
| 加熱回数 | 加熱袋使用3回まで |
| 湯生成量 | 最大1.8L(約50℃)/ 600ml(約90℃) |
| 同時加熱 | アルファ化米約2食、レトルト約4食、缶飲料3本程度 |
| 発熱剤保管 | 5年以上(出荷時残存担保) |
| 特許 | 特開2021-123422 |
| 安全性試験 | 食品衛生法適合(食品層に触れる素材)・消防法危険物非該当 |
|---|---|
| 認定・受賞 | 防災製品等推奨品(防災安全協会) 防災防疫製品大賞2021新製品部門優秀賞 災害食大賞2022復興支援賞 |
| 発熱剤品番 | HP-51_200(200個/ケース・BtoB) HP-54(3個パック・量販店向け) |
| 消防法 | 国内一般輸送対応。一部運送会社の社内規定・国際海上輸送は別途規定が適用される場合あり |
| OEM実績 | 日本ハム(肉製品加熱用途) |
※発熱用水が目に入った場合は、多量の水で洗い流してください。
※食品層に入れた水はそのままお湯として注ぐことができます。
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